私たちの子どもワクチン支援は、1996年のミャンマーから始まりました。支援先を決めるため、1995年に細川佳代子会長がアジア各国を視察。その中で、ミャンマーの人々に根付いた相互扶助精神に触れ、JCVの支援が確実に生かされる土壌があると判断しました。また、軍事政権下であった当事のミャンマーは、国際支援を受けられなかったため、子どもたちにワクチンが届かず、ワクチン支援が急務でした。私たちはこれまでに、ワクチンそのものはもちろん、コールドチェーン機材や、ワクチン運搬用の車が入れない山岳部へのバイクなどを支援してきました。2016年には、同国がワクチンを自国で負担するという方針を打ち出したため、コールドチェーンに特化した支援を行いました。UNICEFミャンマーと保健省と協力した子どもワクチン支援により、同国におけるワクチン接種の基盤は徐々に築かれつつあります。
一方で、現在でも少数民族問題が立ちはだかり、まだワクチン接種を受けることができない子どもたちが大勢います。経済発展のニュースが入ってくる今日のミャンマーですが、社会基盤整備や少数民族問題を解決し、ミャンマー全土で安定したワクチン接種を行えるようになるまで引き続き支援が必要です。
2023年
定期予防接種支援
ワクチン、注射器等の購入
※不活化ポリオやBCG(結核)ワクチン約1,000人分を予定。現地でワクチンを調達するため、種類や接種可能な人数などの詳細はUNICEF事務所により後日決定。
少数民族の保健機関育成・接種実施費用、看護師やボランティアへワクチンやコミュニティへの働きかけのトレーニング費用、技術アシスタンス費用
約2,658万円
2022年
定期予防接種支援
BCG(結核)約1,250人分、MR(麻疹/風疹)約1,250人分を予定
※現地でワクチンを調達するため、詳細は後日UNICEF事務所により決定。
少数民族の保健機関育成・接種実施費用、看護師やボランティアへワクチンやコミュニティへの働きかけのトレーニング費用、技術アシスタンス費用
約2,773万円
2021年
定期予防接種支援
ウォークイン保冷庫 2 基、ウォークイン冷凍庫 2 基、アイスライン保冷庫 100 台、コールドボックス 200 個、技術アシスタンス費用
約3,640万円
2020年
定期予防接種支援
ウォークイン保冷庫2基、ウォークイン冷凍庫1基、ワクチン接種カード/ワクチン管理ツール制作印刷
約3,570万円
2019年
定期予防接種支援
冷凍庫112台、アイスライン保冷庫/冷凍庫100 台、ソーラー保冷庫30台、温度計、定電圧装置
約4,371万円
2018年
定期予防接種支援
ソーラー保冷庫50台、アイスライン保冷庫75台、温度計、定電圧装置
約4,532万円
2017年
定期予防接種支援
注射器、アイスライン保冷庫60台、ソーラー保冷庫35台、ワクチン接種カード制作
約5,685万円
2016年
定期予防接種支援
ソーラー保冷庫40台、大型コールドボックス20台、コールドボックス1,350台、温度計(冷凍)15,000個、温度計(冷蔵)500個、ワクチン接種カード制作、ワクチン管理ツール印刷
約5,493万円
2015年
地域一斉予防接種支援
経口ポリオワクチン77万6,000人分
約4,921万円
2014年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン80万9,033人分
約4,767万円
2013年
定期予防接種支援
BCGワクチン55万人分・経口ポリオワクチン16万6,667人分・破傷風ワクチン9,750人分 保冷庫99台、冷凍庫40台、コールドボックス110台、他
約1億153万円
2012年
定期予防接種支援
BCGワクチン98万3,000人分・経口ポリオワクチン90万7,000人分・はしかワクチン104万7,000人分・破傷風ワクチン56万1,000人分
約7,766万円
2011年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン460万人分・破傷風ワクチン237万人分、他
約8,160万円
東南アジア唯一の内陸国であるラオスは、本州とほぼ同じ大きさの国土に人口約650万人が暮らしています。アジアに残る後発開発途上国のひとつであるラオスのワクチン接種は、外国からの支援で成り立っており、日本からも国際協力機構(JICA)が支援を行っていました。2007年にJICAがラオスのワクチン支援から撤退するにあたり、UNICEFラオスと保健省から要請を受けてJCVが支援を開始しました。以来、DPTワクチンの接種率は50%(2007年)から88%(2014年)へ向上するなど、ワクチン接種環境は改善傾向にあります。しかし、著しい地域格差の問題があります。UNICEFラオスによると、2014年のはしかワクチン接種率の全国平均が87%のところを、40%台の地域が3カ所もありました。また、全体的に山がちな国土に49の民族が暮らすため、民族によって異なる言語と山間部の集落への交通アクセスの問題もあり、ワクチン接種普及の障壁は依然として存在しています。私たちは、ラオス全土で安定した定期予防接種基盤ができるまで、保健省やUNICEFラオスらと協力しながら活動を続けます。
2023年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン34万人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン45万人分、B型肝炎ワクチン15万4,000人分、注射器
約3,618万円
2022年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン34万人分、MR(はしか/風疹)ワクチン5万人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン30万4,000人分、B型肝炎ワクチン15万4,000人分
約3,286万円
2021年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン 16万人分、MR(はしか / 風疹) ワクチン22万3,530人分 注射器、使用済み注射器回収箱
約2,994万円
2020年
定期予防接種支援
MR(はしか/風疹)ワクチン24万人分 注射器、使用済み注射器回収箱、プログラム管理費用
約2,469万円
2019年
定期予防接種支援
MR(はしか/風疹)ワクチン22万3,530人分 注射器、使用済み注射器回収箱、プログラム管理費用
約2,426万円
2018年
定期予防接種支援
BCGワクチン65万人分 注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,185万円
2017年
定期予防接種支援
BCGワクチン75万7,335人分、日本脳炎ワクチン6万4,858人分 注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,154万円
2016年
定期予防接種支援
BCGワクチン20万人分・MR(はしか、風疹)ワクチン12万5,000人分・TD(破傷風、ジフテリア)ワクチン20万人分
約2,063万円
2015年
定期予防接種支援
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン12万5,000人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン10万人分 注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,202万円
2014年
定期予防接種支援
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン5万人分・経口ポリオワクチン3万3,333人分 注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,147万円
2013年
定期予防接種支援
BCGワクチン20万人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万人分・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン5万人分 アイスライン保冷庫10台、注射器33万5,000本、他
約2,025万円
2012年
定期予防接種支援
BCGワクチン98万3,000人分・経口ポリオワクチン90万7,000人分・はしかワクチン104万7,000人分・破傷風ワクチン56万1,000人分 注射器51万5,000本、保冷庫7,873個、ソーラー式冷蔵庫10台、他
約1,166万円
2011年
定期予防接種支援
破傷風ワクチン17万人分・結核ワクチン17万人分、注射器40万本
約850万円
ヒマラヤ山脈の南麓で、インドと中国という大国にはさまれたブータンは、九州とほぼ同じ国土面積ですが、標高差が激しく、氷河に覆われた山岳部のツンドラ気候からインドと接する平野部の亜熱帯気候まで、変化に富んだ自然環境をもっています。ブータンのEPI(拡大予防接種計画)は1979年に始まり、現在では概ね90%以上のワクチン接種率を維持しています。2008年からJCVが支援を開始し、2014年3月にはポリオフリーが宣言されました。同国の所得は増えていますが、自国ですべてのワクチンをまかなう体力はまだありません。新しいワクチンの導入などからコールドチェーン機材へのニーズも高まっています。また、徒歩で最長10日もかかる地域へのワクチン運搬問題もあります。引き続きワクチンとコールドチェーン機材支援を行い、同国のワクチン接種環境が改善されるよう見守ります。
2023年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン3万人分、BCG(結核)ワクチン1万6,000人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン2万人分、DPT(ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン8,000人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン3万5,000人分、B型肝炎ワクチン8,000人分、注射器、温度計、コールドチェーンメンテナンス訓練費用、プログラム管理費用、ワクチン・接種機器の運搬費用、未接種児の調査・接種キャンペーン費用
約2,804万円
2022年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン6万6,000人分、BCG(結核)ワクチン13万人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン4万2,500人分、DPT(ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン6万5,000人分、B型肝炎ワクチン1万5,000人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン10万人分、注射器、コールドチェーンメンテナンス訓練費用、プログラム管理費用
約2,913万円
2021年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン 8万人分、BCGワクチン 10万人分、MMR(おたふく風邪 / はしか / 風疹)ワクチン 4万7,500人分、DPT (ジフテリア / 百日咳 / 破傷風)ワクチン 4万8,000人分、B型肝炎ワクチン 3万5,000人分、TD(破傷風 / ジフテリア)ワクチン 11万5,000人分 注射器、定電圧装置、保冷庫修理部品、プログラム管理費用
約2,504万円
2020年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン8万5,000人分、BCGワクチン12万人分、MMR(おたふく風邪/はしか/風疹)ワクチン4万5,000人分、DPT (ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン5万3,500人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン12万3,500人分、B型肝炎ワクチン9,000人分 冷凍庫 20台、ワクチンキャリアー30個、コールドボックス20個、注射器、温度計、使用済み注射器回収箱
約2,327万円
2019年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン9万5,000人分、BCGワクチン14万人分、MMR(おたふく風邪/はしか/風疹)ワクチン5万5,000人分、DPT (ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン5万人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン12万5,000人分、B型肝炎ワクチン8,000人分 冷凍庫7台、ワクチンキャリアー70個、コールドボックス45個、注射器、温度計
約2,460万円
2018年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン10万人分、BCGワクチン8万人分、MMR(おたふく風邪/はしか/風疹)ワクチン4万5,000人分、DPT(ジフテリア/百日咳/破傷風)ワクチン3万1,000人、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン14万人分、B型肝炎ワクチン2万7,000人分 アイスライン保冷庫5台、注射器
約2,288万円
2017年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン8万3,000人分、BCGワクチン10万人分、MMR(おたふく風邪、はしか、風疹)ワクチン3万3,500人分、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)ワクチン3万1,000人分、TD(破傷風、ジフテリア)ワクチン6万2,000人分、B型肝炎ワクチン2万7,000人分 アイスライン保冷庫5台、保冷庫15台、コールドボックス30個、定電圧装置25台、温度計(30日間記録)200個、注射器
約2,176万円
2016年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン8万6,000人分・BCGワクチン5万人分・MMR(おたふく風邪、はしか、風疹)ワクチン3万5,000人分・DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)ワクチン3万5,000人分・TD(破傷風、ジフテリア)ワクチン9万人分・B型肝炎ワクチン2万3,000人分 ウォークイン保冷庫1基、コールドボックス20台、保冷庫2台、温度計(冷凍)500個、温度計(30日間記録)100個、注射器・セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,166万円
2015年
定期予防接種支援
BCGワクチン9万2,000人分・経口ポリオワクチン2万6,500人分・MMR(おたふく風邪・はしか・風疹)ワクチン3万7,000人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン8万2,000人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン3万6,000人分・B型肝炎ワクチン2万7,000人分 アイスライン保冷庫2台、注射器
約2,274万円
2014年
定期予防接種支援
BCGワクチン27万4,000人分・経口ポリオワクチン6万500人分・MR(はしか・風疹)ワクチン9万6,000人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン3万3,250人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン8万4,000人分・B型肝炎ワクチン5万2,000人分 アイスライン保冷庫6台・電気/ケロシン併用保冷庫22台・直接運転式ソーラー保冷庫3台、他
約4,155万円
2013年
定期予防接種支援
BCGワクチン18万人分・経口ポリオワクチン3万2,250人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万5,500人・TD(破傷風・ジフテリア)ワクチン3万3,250人分・DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン6万9,000人分・B型肝炎ワクチン5万2,000人分 アイスライン保冷庫4台・ワクチンキャリアー30台、注射器22万本
約1,132万円
2012年
定期予防接種支援
BCGワクチン5,000人分・ポリオワクチン1万2,000人分・三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)4,000人分・破傷風ワクチン390人分、MRワクチン(はしか・風疹)7,000人・B型肝炎ワクチン3,000人分 注射器29万3,000本
約1,075万円
2011年
定期予防接種支援
破傷風ワクチン17万人分・結核ワクチン17万人分 注射器40万本
約850万円
南太平洋に浮かぶ83の島からなるバヌアツは、リゾート地として知られていますが、人口の77%は貧困状態にあります。細菌性髄膜炎(Hib)の発症が太平洋諸国で最も多いバヌアツでは、Hibワクチン接種の導入が急務でしたが、一部の富裕層の所得が高いためにGNI(国民総所得)を基準にする国際支援は受けられませんでした。そこでJCVが要請を受け、支援を開始しました。Hibワクチン導入にあたり、これまで別々に定期接種していたDPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)とB型肝炎に、Hibを加えた5種類のワクチンを同時に接種できる五価ワクチンを採用。これにより、交通が不便な同国でのワクチン接種の負担が軽減されました。五価ワクチンは、1パッケージに10人分以上が入っている従来ワクチンとは異なり、1人分のワクチンが個包装されているため、より容量の大きい保冷庫が必要です。JCVは、保冷庫も支援し、こうしたコールドチェーン拡充ニーズにも対応しています。
2023年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン3万8,000人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン2万3,500人分、ソーラー保冷庫、コールドチェーン機器の設置及びメンテナンス費用、ワクチン・接種機器の運搬費用、ワクチン管理ツールの制作費用
約2,584万円
2022年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン2万1,700人分、MMR(はしか/おたふく風邪/風疹)ワクチン6万7,500人分、注射器、セーフティボックス、保護者への啓発活動費用、ヘルスワーカー研修費用
約2,635万円
2021年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン 7万6,000人分、BCG ワクチン9万2,000人分、五価(ジフテリア / 百日咳 / 破傷風 / B型肝炎 / 髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎) ワクチン2万9,000人分、MR(はしか / 風疹) ワクチン3万7,500人分、TD(破傷風 / ジフテリア)ワクチン 5万2,000人分 注射器、使用済み注射器回収箱、保護者への啓発活動費用、ヘルスワーカー研修費用
約2,504万円
2020年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン7万人分、BCGワクチン9万人分、五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン2万9,000人分、MR(はしか/風疹)ワクチン3万人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン5万人分 ソーラー保冷庫7台、注射器、使用済み注射器回収箱、保護者への啓発活動、ヘルスワーカー研修
約2,748万円
2019年
定期予防接種支援
経口ポリオワクチン7万人分、五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン2万9,000人分、MR(はしか/風疹)ワクチン3万5,000人分、TD(破傷風/ジフテリア)ワクチン5万人分 アイスライン保冷庫6台、注射器、使用済み注射器回収箱、保護者への啓発活動、ヘルスワーカー研修
約2,308万円
2018年
定期予防接種支援
不活化ポリオワクチン1万8,200人分、五価(ジフテリア/百日咳/破傷風/B型肝炎/髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン3万人分 注射器、セーフティボックス、保護者への啓発活動、ヘルスワーカー研修
約2,101万円
2017年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン3万3,000人分 ソーラー保冷庫3台、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)、保護者への啓発教育、ヘルスワーカー研修
約2,081万円
2016年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン3万7,000人分 出張接種費用、保護者への啓発教育、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)、コールドチェーン整備
約2,056万円
2015年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン 1万1,333人分・MR(はしか・風疹)ワクチン5万2,000人分 出張ワクチン接種、両親への啓発教育、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,476万円
2014年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン 1万1,254人分 出張ワクチン接種、両親への啓発教育、注射器、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)
約2,263万円
2013年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン7,186人分 ソーラー保冷庫10台、注射器750本、セーフティボックス(使用済み注射器回収箱)490個
約1,432万円
2012年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン2万7,000人分 注射器3万本、保冷箱325個、コールドチェーン施設10基、他
約1,075万円
2011年
定期予防接種支援
五価(ジフテリア、百日咳、破傷風、B型肝炎、髄膜炎桿菌b型(Hib)による細菌性髄膜炎)ワクチン2万7,000人分 注射器3万本、ソーラー式保冷庫10個、他
約1,430万円
タジキスタンは、1991年のソビエト連邦解体にともなって独立した中央アジアの国です。独立後の内戦が終結した現在も旧ソ連諸国の中では貧しい国のひとつと言われています。同国では、2002年にポリオ根絶が宣言されていましたが、2010年4月に首都ドゥシャンベと南西部でポリオ発症が確認され、同年5月には139人に発症。うち3人が死亡する事態となりました。当時、政府が発表していたポリオワクチン接種率は87%でしたが、実際は国全体で50%、ドゥシャンベでは24%でした。ポリオ感染拡大を食い止めるため、UNICEFタジキスタンと保健省から緊急要請があり、経口ポリオワクチンを支援しました。支援した経口ポリオワクチンは、2010年11月の全国一斉ポリオワクチン接種と翌年4月の追加接種に使われました。
経口ポリオワクチン(OPV)
318,000人分
ソマリアは、アフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸北東部のアデン湾がインド洋へとつながる場所に位置します。内戦により国内が3分割され、子どもたちのワクチン接種率は悪化しました。子どもたちの未来を守るため、2011年のUNICEFソマリアからの要請では、ワクチン供給のほか、ソマリランドの首都ハルゲイサとプントランドの首都ガローウェにコールドチェーンの中枢となる中央保冷庫を建設しました。また、2007年以来発症がなかったポリオですが、2013年には194人が発症。この事態を受けて、2014年には、ポリオワクチン接種キャンペーンのため、経口ポリオワクチンを支援しました。
BCGワクチン
350,000人分
麻疹ワクチン
362,000人分
TT(破傷風)ワクチン
215,000人分
中央保冷庫建屋(ソマリランド ハルゲイサ市)
1棟
中央保冷庫建屋(プントランド ガローウェ市)
1棟
ウォークイン保冷庫(40m2)
2台
セキュリティ運用
1式
経口ポリオワクチン(OPV)
299,840人分
アフリカのインド洋に浮かぶマダガスカルは、アフリカでは希少な低い新生児死亡率と5歳未満児死亡率を維持している国でした。しかし2009年に憲法に則らない形で発足した新政府は、国際社会から支持されませんでした。海外からの多くの支援も撤退し、資金不足になったマダガスカルでは、ワクチンの購入、コールドチェーンの維持管理や保健所のスタッフの雇用ができなくなりました。保健所が閉鎖され、定期ワクチン接種ができなくなる地域も発生しました。UNICEFマダガスカルと保健省から要請を受け、2012年よりコールドチェーンの再構築にフォーカスしてJCVは支援を開始しました。ワクチンのほか、直接運転式ソーラー保冷庫の導入を支援しています。
経口ポリオワクチン(OPV)
106,000人分
麻疹ワクチン
27,000人分
ソーラー式冷蔵庫
6台、他
直接運転式ソーラー保冷庫
8台
シリアは中東地域の中ではワクチン接種率が高い国でした。しかし、2011年に始まった騒乱をきっかけに接種率は急低下。MMRワクチンの接種率は39%(周辺国の平均は84%)まで落ち込みました。2013年に、大規模なMMRワクチン接種キャンペーンの支援要請を受けた私たちは、緊急募金を始め、10月に行われたキャンペーンを支援しました。また、同年10月にはシリアで14年ぶりにポリオ発症が確認され、感染を抑えるために急遽立ち上げられたポリオワクチン接種キャンペーンも支援しました。現地スタッフの努力により、戦闘の激しい地域をはじめ、内戦の影響で辛い生活を強いられている子どもたちにもワクチンを届けることができました。
経口ポリオワクチン(OPV)
430,000人分
MMR(麻疹、おたふく風邪、風疹混合)ワクチン
19,500人分
ワクチンキャリアーボックス
250個
接種トレーニング
1式
接種キャンペーン告知
1式
ポリオウイルス常在国の一つであるパキスタン。同国では、2013年に18人であったポリオ発症数が、2014年には90人に急増しました。2014年にはWHO(世界保健機関)がポリオ緊急事態宣言を告げ、これを受けて、JCVはポリオ撲滅緊急支援募金を設置。あたたかいご支援をコールドチェーン機材に換え、特にワクチン接種環境の整備が求められている北ワジリスタン地域に重点的に支援しました。
直接運転式ソーラー保冷庫
11台
発電機
11機
ワクチンキャリアー
2,640台