ワクチンとは
ワクチン事典
ワクチンの価格
JCVでは、限られた資金を、最も効率的にワクチンに換え、世界の子どもに贈る方法として、国連機関とパートナーシップを組んで、ワクチンや、ワクチン関連機器やコールドチェーン用機器を購入し、必要な国の政府に贈っています。JCVは設立当初より、国連児童基金(UNICEF)と連携して、皆さまからいただいた募金を少しでも多くのワクチンに換えて贈ることができるよう努めています。
| ワクチン名 | 一人分単位 |
| ポリオ(小児マヒ) | 約20円 |
|---|---|
| MMR(はしか、おたふくかぜ、三日ばしか) | 約114円 |
| BCG(結核) | 約7円 |
| はしか | 約95円 |
| DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風) | 約9円 |
UNICEF・サプライディビジョンによる概算
用語集
- 感染症
- 宿主の体内に、自己複製能力を有する病原体が進入・定着することによって、宿主体内の恒常性が何らかの破綻を来たし病的状態になること。ほとんどの場合、病原体の増殖を伴う。病原体としては、微生物(寄生虫、真菌、細菌)とウイルスや異常プリオンなどの自己複製性構造体があり、動植物以外にも細菌を含めたすべての生物が宿主となりうる。従って、ヒトーヒト感染だけが感染症の伝播様式ではない。
- 免疫システム(生体防御システム)
- 自己と非自己を識別するシステム。最も原始的な生体防御システムは、高等生物ばかりでなく、下等な生物にも備わっている。高等動物の免疫システムは、「認識」と「記憶」という機能を有している。抗体により宿主を守る液性免疫とマクロファージやTリンパ球等が働く細胞性免疫に分かれる。また、抗原特異性に着目して、非特異的な自然免疫と特異的な適応免疫に分ける場合もある。
- 抗原
- 免疫応答を誘導する物質。多くはタンパク質であるが、糖や脂質も抗原になりうる。非自己の抗原は、抗体やリンパ球によって認識され、生体から除去される。
- 抗体
- 脊椎動物以上で、免疫応答により誘導される液性免疫の主体となるタンパク質。樹状細胞などの抗原提示細胞によりTリンパ球に対して抗原提示がなされ、そのTリンパ球の抗原認識の下にBリンパ球によって産生される。生体は外界のあらゆる物質に対応して抗体を産生できる。抗原と抗体の特異的関係はよく「鍵と鍵穴」の比喩で説明される。
- ウイルス
- 核酸(DNAまたはRNA)とそれを包むタンパク質の殻からなる微小な構造体。宿主細胞の代謝系を利用して自己複製を行う。細胞を持たないことから、生物の定義に当てはまらず、非生物とされる。宿主との間に、種特異的な対応関係を持つことが多い。
- 細菌
- 細胞を持ち、原核生物に分類される。一般には、古細菌を除いた真正細菌を指す。核酸としてはDNAとRNAの両方を持ち、複雑なタンパク質、脂質、糖鎖構造からなり、多様な栄養要求性を持つ。必ずしもヒトに対して病原性を持つとは限らない。生態系の維持にあたって、真菌とともに最大の貢献者である。
- Control
- 疾病の罹患率、有病率、死亡率をその局地において受容可能なレベルにまで下げること。これらの指標を一定レベルに保つために継続的努力が必要。
- Elimination of Disease
- 定められた地域において、特定な疾患の罹患率をゼロにすること。ゼロ指標を保つために継続的努力が必要。
- Elimination of Infection
- 定められた地域において、特定の病原体による感染をゼロにすること。ゼロ指標を保つために継続的努力が必要。
- Eradication
- 全世界において、特定の病原体による感染症の罹患率をゼロにすること。達成後は、ゼロ指標を保つための努力は必要がない。
- Extinction
- 特定の病原体が、自然界にも実験室にももはや存在しないこと。
- Endemic
- 地方病、風土病の意味であるが、一定地域における疾病の罹患率が一定であること、または一定の季節的周期で繰り返される定常状態を指す。
- Epidemic
- 流行病の意味。一定地域における疾病の罹患率が通常の期待値超えて増加していること、またはこれまで流行のなかった地域に疾病が見られること。
- Pandemic
- ある疾病が特定の地域を越えて、全世界に流行すること。Epidemicが世界中で起きていると考えられる。